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中学生・高校生の矯正
中高生は、永久歯が生えそろい、骨や筋肉のバランスも整いやすい時期です。顎骨の成長が旺盛なこの時期は、矯正歯科治療に適しています。一方で、治療方針には顎の成長発育を考慮する必要があるため、経験と対応力が求められる時期でもあります。
川崎の矯正歯科医院「かわさきノエル矯正歯科」では、年齢や成長段階をふまえ、一人ひとりに最適な治療計画を立て、心身ともに無理のない矯正歯科治療を心がけています。
川崎で中学生・高校生の歯並びにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※当院は永久歯列を専門としています。小学生以下のお子様の場合はまずご相談ください。
中高生の矯正歯科治療で 目指すこと
中学生・高校生の矯正歯科治療では、顎の成長発育を活かしながら、 「明眸皓歯（美しい歯並び）」「機能的なかみ合わせ」「バランスの取れた美しい横顔」の3つを目指して治療を進めます。
治療のゴール自体は大人の矯正と大きく変わりませんが、中高生ならではの以下のような特性があります。
- 上顎骨の成長発育は12歳まで、下顎骨の成長発育は17歳ごろまで続く「顎骨の成長発育時期の違い」を、矯正治療に加味する必要がある
- 歯槽骨の成長発育を利用できると「非抜歯」を選択するチャンスが増える
- 骨が柔らかく、歯の動きがはやい
一人ひとりの口腔内の状態や成長の進み具合に合わせてこの時期に適切な治療を行うことで、将来的なかみ合わせや顔貌の安定につながります。
当院の中高生の 矯正歯科治療の特長
永久歯の抜歯が必要かどうかを慎重に見極めます。当院では、必要な場合は抜歯を選択します。
成長期の中高生は成人よりも治療後の安定性が高く範囲が広いです。その特性を活かし、骨格や筋肉のバランスを考慮して治療します。
顎関節を整えてから治療を進めます。治療後も歯列が自然に馴染みやすく、後戻りしにくい傾向があります。
できる限り痛みや負担の少ない方法により、中高生の心身に優しい矯正歯科治療を行います。
一人ひとりの顎の成長や発育に合わせ、最適な治療法をご提案します。
中学生・高校生の 矯正歯科治療における メリット・デメリット
メリット
- 顎骨の発育を促したり、成長方向をコントロールすることができる
- 歯槽骨がやわらかいため、柔軟で効率的な矯正を行えることが多い
- 上下顎のバランスを整えることができると、歯の移動量を少なくできる
- 「きれいな笑顔」「素敵な横顔」を達成することで、自分自身に「自信がもてる」ようになる
デメリット
- 学校などの環境によっては口腔衛生管理が不十分となり、虫歯リスクが高くなることがある
- 顎骨の成長発育の予測が想定と異なる場合がある
昔は「早期治療が有効」と言われていましたが、近年の研究では、ほとんどの不正咬合において「早期治療（小学校低学年）が有効であるという明確な証拠は認められなかった」ことがわかってきています。
中高生という時期は、本格的な矯正治療を開始できる最初の到達点であり、治療も比較的スムーズに進む傾向があります。しかし、痛みやコンプレックスなどの明確な問題がなければ、無理に治療を始める必要はありません。生活スタイルや意思を尊重し、適切なタイミングで治療を開始することが大切です。
「今やらないと大変なことになりますよ」といった事例は、私の経験上これまで一例もありません。
一方で、「うちの子に矯正治療は必要ですか？必要ならやらせたいのですが」とご相談をいただくこともあります。その際には、「矯正治療はやったほうが良いのは確かですが、やらなかったからといって命に関わるわけではありません。ですから、やるかやらないかはご本人とご家族でご判断ください」とお伝えしています。
最も大切なのは、患者様ご本人の気持ちです。
多感な時期だからこそ 矯正歯科治療が 心身へプラスに働く
多感な時期である中学生・高校生にとって、矯正歯科治療は心と身体の成長に大きなプラスとなる治療です。正しい歯並びやかみ合わせを得ることで、自然と自信が芽生え、笑顔もより輝くようになります。
「自分の見た目が気になる」これは、思春期に誰もが感じるものです。しかし、学生時代の貴重な時間を、見た目のコンプレックスで悩み続けるのは非常にもったいないことです。そんな時期に矯正歯科治療を受ければ、気持ちが前向きになり、新しいことに挑戦する自信にもつながります。さらに、大人になった時の健康や自己肯定感にも良い影響を与えます。
お子様が前向きな気持ちで治療に取り組めるようサポートいたしますので、どうぞ安心してご相談ください。
