crowding
叢生(そうせい)
【中高生】叢生_片顎抜歯
治療前

治療後

八重歯を主訴に来院された13歳の男性。
精密検査の結果、骨格的にはBrachyタイプの過蓋咬合。歯の大きさが大きいことによる叢生症と診断されました。
第2期治療として永久歯列全体の本格矯正治療をマルチブラケット装置により行い、その後リテーナーによる保定を行いました。上顎の八重歯の改善の為には上顎両側第1小臼歯の抜歯が必要となりましたが、下顎歯列には凸凹などの問題は少なかったので、抜歯は最小限の「上顎だけ」として治療を行いました。コンポジットブラケットに白やロジウムコーティングされた形状記憶ワイヤーで治療を行いました。過蓋咬合を改善するためには上顎前歯は骨内に沈めるように移動する必要がありましたが、これには補助ワイヤーとしてAustralianWireを用いています(写真の黒いワイヤー)。
矯正用ワイヤーとしては「最古の一つ」といわれるほど歴史あるワイヤーと「最先端」の形状記憶ワイヤーの組み合わせで、短期間で治療を終了できました。
第2期治療期間は動的治療に18ヶ月、保定管理に3年を要しています。成長期に上顎小臼歯のみ片顎抜歯で治療を行うことは、抜歯数を最小限にできるメリットがありますが、一方で第2次成長スパート期に下顎骨が想定よりも大きく成長した場合には、下顎小臼歯を抜歯への方針変更、治療期間の延長、あるいは下顎の第2大臼歯周囲の歯周外科処置が必要となるリスクがあります。
本症例の第2期治療費の総額は90万円程度です。
治療前
治療中1
治療中2
治療中3
治療中4
治療後
かわさきノエル矯正歯科

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