症例紹介 Kawasaki Noelle Orthodontic Clinic

症例紹介Kawasaki Noelle Orthodontic Clinic

矯正治療症例紹介

JR川崎駅から徒歩2分の歯医者「かわさきノエル矯正歯科」では、これまで多くの患者様の歯列を整えることで素敵な笑顔をご提供していきました。こちらのページでは、当院で矯正治療を行った患者様の症例・治療例をご紹介します。

当院では患者様一人ひとりのお口の状況やご要望に合わせ、その方にぴったりな「カスタムメイド」の矯正治療を実施しています。目立ちにくい「裏側矯正(舌側矯正)」などもお気軽にご相談ください。

子供の第1期矯正

機能的矯正装置_上顎前突症

前歯の突出感を主訴として来院された9歳の男児です。精密検査の結果、下顎後方位を起因とする上顎前突症と診断されましたので、第1期矯正治療として、機能的矯正装置というモノブロックタイプの装置を夜間のみ装着し下顎骨の前方への成長誘導を行いました。下顎の成長発育を促す治療なのでこの症例では歯の排列は行っていません(永久歯は非抜歯)。
1年半の使用で、下あごの成長を十分に引き出すことができましたので、その後は「本人の固有の成長ポテンシャル」に任せるべく、およそ1年間経過観察をし治療を終了しました。
治療期間は経過観察を含めて2年半、第1期治療費は総額で50万円程度です。
第1期治療のメリットは①顎骨の成長発育を整える事ができること②第2期治療が不要となる可能性があること③第2期治療時に永久歯の抜歯を回避できるチャンスがあることです。
一方で、第1期治療を行ったとしても、①下顎の成長誘導が充分に達成されない②不適切な使用によっては顎関節症を引き起こす可能性がある③第2期治療時に永久歯の抜歯が必要となる可能性もあるなどのリスクもあります。
この症例の場合は第1期治療のみで矯正治療を終了することができました。 

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
機能的矯正装置_叢生症

前歯の凸凹を主訴に来院された10歳の女児です。精密検査の結果、歯の大きさが大きく歯列の幅が狭いことに起因する叢生症と 診断されましたので、第1期治療として、機能的矯正装置(フレンケル装置)を用いて歯列弓の側方拡大を行いました。
フレンケル装置は、「歯槽骨基底部骨膜を刺激することで、歯槽骨骨添加を促進する装置」です。一見大きくて大変そうに見えますが、患者様にはほとんど負担がない装置です。
装置は、夜間のみ1年半装着しました。治療の後半で3ヶ月だけ上顎前歯にマルチブラケット装置を装着して綺麗に配列しました。第1期治療の治療期間は1年半、第1期治療費は総額で50万円程度です。
第1期治療のメリットは①歯槽骨の成長発育を促進することができること②第2期治療時に永久歯の抜歯を回避できるチャンスがあることです。デメリットは①第2期治療時に永久歯の抜歯が必要となる可能性がある②部分的だがブラケットを装着するのでむしばのリスクがあることが上げられます。
本症例は、中学生に第2期治療を行いましたが、永久歯の抜歯を行わずにすみました。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療後~

  • 治療後
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連続抜去法_叢生症

永久歯萌出スペースの不足を主訴に来院された9歳の男児です。
犬歯萌出の為のスペースは完全に認められませんでした。精密検査の結果、骨格的には全く問題がなく歯槽骨幅径も標準的な大きさで、歯が大きいことに起因する叢生症(永久歯萌出スペース不足)と診断されました。
スペース不足量は16mmと大きく上下顎のバランスもよく歯列も狭くないことから、歯列弓側方拡大による非抜歯治療は適応外のため、第1期治療として、先ずは前歯と臼歯をきちんと配列し、第1小臼歯の萌出を待って便宜抜歯(4本)を行う「連続抜去法」を選択しました。先ず、2by4装置を上下の前歯と臼歯に4ヶ月間使用し、前歯部の叢生を解消しました。
その後、リテーナーで保定(2年間)を行いながら、永久歯への交換を経過観察し、11歳時に、上下左右の第1小臼歯4本を萌出と同時に抜歯を行いました。中学生以降で第2期治療(本格矯正治療)による「仕上げ」を行っています。第1期治療の治療期間は2年半、第1期治療費は総額で50万円程度です。
本症例の場合は、第1期治療で①永久歯の抜歯を確定してしまうというデメリットがありますが、第2期治療の治療期間を短縮できるというメリットがあります。

~治療前~

  • 治療中2
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~治療中4~

  • 治療中4
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~治療後~

  • 治療後
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大臼歯の後方移動_ヘッドギア

かかりつけ医からの紹介で来院された8歳の女児です。
第1大臼歯(6歳臼歯)が前方に傾斜して生えてきてしまったため、第2乳臼歯(通常は11歳頃生え替わる)が早期に脱落してしまっています。
精密検査の結果、第1大臼歯の近心転位による第2小臼歯萌出障害と診断されましたので、早期に第1大臼歯を後方に移動して本来の位置に正すことにより第2小臼歯の萌出スペースを獲得する為の治療を第1期治療を行うこととしました。
第1治療には2by4装置とサービカルプルのヘッドギア(夜間のみ)を1年半使用しました。第1期治療のメリットは①将来的は永久歯抜歯あるいは第2小臼歯の埋伏するリスクを軽減できることです。デメリットは①むし歯のリスクが在ること②ヘッドギアを夜間使用するために睡眠を妨げる場合があること③ヘッドギアを使用しない限り治療が進まないことがあります。第1期治療の治療期間は1年半、第1期治療費は総額で50万円程度です。
本症例の場合は第2期治療は行わずに済んでいます。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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反対咬合の第1期治療_2by4装置

反対咬合を主訴として来院された8歳の男児です。
精密検査の結果、上あごの歯列が狭く上顎前歯の口蓋側傾斜に起因する反対咬合と診断されました。
このまま放置すると骨格性反対咬合に移行する可能性があるので、早期治療が有効な症例でした。第1期治療として、取り外し式の床矯正装置(家+夜間)を3ヶ月使用し、その後2by4装置を9ヶ月間使用しました。2by4装置では、上顎歯列の側方拡大を同時に行うことで、上あごの歯列が下あごの歯列を「しっかりと抱え込む」ように側方歯が萌出できるような土台を整えています。第1期治療期間は12ヶ月。第1期治療費は総額で50万円程度です。
その後、2年間経過観察を行いましたが、永久歯への適切な生え替わりを誘導することができたため、第1期治療のみで矯正治療は終了しました。本症例はもともと乳臼歯部にむし歯の処置跡が散見されるなど、カリエスリスクが高い症例でした。
2by4装置など歯に接着するタイプの矯正装置は、むし歯のリスクが高い治療法ですから、治療中の本人の歯磨きとご家族による仕上げ磨き等、治療中のご家庭での協力が不可欠な症例でした。幸いに治療中にむし歯が出来ることはありませんでした。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前

~治療中1~

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~治療中2~

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~治療中3~

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~治療中4~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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反対咬合の第1期治療_2by4装置その2

反対咬合と下あごの右側への偏位を主訴に来院された8歳の女児です。
精密検査の結果、下あごの右側かつ前方への偏位は上あごの歯列が狭いことによる咬み合わせ由来のもので、現時点では骨格的な要因はみとめられない。
すなわち下顎の右方偏位を伴う機能的な反対咬合と診断されました。機能的な反対咬合・顎偏位は、骨格的な反対咬合・顎偏位へと移行することが多いので、早期に第1期治療として機能的要因の除去を行う必要がありました。
第1期治療としては、1.2by4装置によって 上顎前歯を綺麗に整え、上顎歯列を側方に拡大する 2.同時に下顎前歯をマルチブラケット装置により排列し、機能的矯正装置による保定(顎骨の偏位の除去)という手順で治療を行いました。2by4装置は1年間で、その後、機能的矯正窓値による保定(顎骨の成長誘導)を1年間行いました。
第2期治療が必要かどうかは、成長発育の経過観察を行いながらその後判断します。第1期治療の治療期間は2年間、第1期治療費の総額は50万円程度です。本症例の場合は、2by4装置装着時のむし歯のリスクと機能的矯正装置を毎晩きちんと使ってもらえるかどうかが治療の成否の全てです。
ご本人の努力とご家族の強力によって第1期治療は成功しております。(第2期治療は現時点では開始していません)

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

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~治療中2~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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子供の反対咬合の早期治療の治療例

前歯の反対咬合を主訴に来院された9歳の女児です。
精密検査の結果、下顎の前方誘導による機能的反対咬合と診断されました。上顎前歯が口蓋側に傾斜しているため咬合時に下顎前歯が上顎前歯に早期接触し下顎全体が前方へ誘導されている見かけ上の反対咬合です。上顎前歯の位置を唇側に正してあげれば反対咬合が改善されます。また下顎前歯は咬合性外傷によって歯茎が下がり歯根が露出していますので、早期治療が必要と思われました。
本症例では第1期治療として、2by4装置を用いて上顎の前歯を外に押し出す(正しい位置に戻す)矯正治療を7ヶ月行い、その後約1年間リテーナーで保定を行いました。治療期間はおよそ1年半、第1期治療費の総額は50万円程度です。永久歯の交換を経過観察し、必要ならば中学生以降で、永久歯全体の矯正治療を第2期治療として行う予定で治療を開始し第1期治療のみを行いました。
骨格性反対咬合への移行を予防できるチャンスがあることと咬合性外傷の改善を行えるというメリットを優先して治療を行いました。
一方で混合歯列期から2by4装置という取り外しの出来ない装置を用いるため、むし歯になりやすいことと機能的要因を改善しても骨格的反対咬合が遺伝的要因によって生じる可能性は0ではありません(第2期治療で対応します)ので、それらを踏まえて第1期治療から治療を行うかどうかを決定します。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前

~治療中1~

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~治療中2~

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~治療中4~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後
目立たない矯正装置による子供の上顎前突症(出っ歯)の治療例

前歯の出っ張りを主訴に来院された11歳の女子です。
精密検査の結果、骨格的には問題がなく、歯列弓形態に起因する前歯部叢生症と診断されました。
第1期治療として2by4装置を用いました。上下の前歯の角度と奥歯の並びを整えることで主訴である上顎前歯の前突感と今後生えてくる永久歯交換スペースを確保する治療を行いました。永久歯は非抜歯です。治療期間は1年間、第1期治療費の総額は50万円程度です。ほとんどの症例では第1期治療だけで緊密な咬み合わせを達成することは困難なので第2期治療へと移行的に治療が進むことがあります。(治療期間が延長してしまうリスクは存在します)
また第2期治療時には、顎骨の成長発育の状態等を改めて診査して治療方針を決定するので永久歯抜歯による治療が必要なことがあります。
当院では、第1期治療では可及的に非抜歯での治療を目指しますが、第2期治療時においては、治療のゴール(歯並びと咬み合わせ、側貌の美しさ、顎関節の安定)を優先します。抜歯治療が適応となる症例に対しては、非抜歯での治療を行うことは致しません。骨格的に問題がない症例においては第1期治療を行わずに第2期治療で抜歯による治療を行う方が患者さんの負担が少ない場合もあります。
なお本症例においては、第2期治療はマルチブラケット装置による本格矯正治療を非抜歯で行いました。(第2期治療の治療期間は1年間、第2期治療費の総額は50万円程度です。)

~治療前~

  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後

永久歯全体の矯正治療は1年ほどで終了。非抜歯で緊密な咬み合わせが実現できました。

中学生・高校生の治療

中高生の上顎前突_抜歯

上顎前歯の前突感を主訴に来院された16歳の女性です。
上下顎の前歯が前方に傾斜して「口が閉じにくい」状態になっています。
精密検査の結果、骨格には問題がなく歯の大きさが大きいことに起因する叢生症と診断されました。永久歯列全体の本格矯正治療が必要な症例のため、治療は第2期治療の適応となります。
審美的な歯並び、横顔の美しさと口唇の閉じやすさ並びに将来の咬み合わせの安定性を考慮して、上下顎両側第1小臼歯(計4本)を便宜抜歯し、マルチブラケット装置による永久歯列全体の本格矯正治療を行いました。コンポジット(強化プラスチック)ブラケットに、白色コーティングされた形状記憶ワイヤーとJ-Hookヘッドギア(夜間)を用いて治療を行い、その後保定のためにリテーナーを使用しています。
第2期治療の治療期間は2年間(+保定期間2年間)、第2期治療費の総額は90万円程度です。

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~治療後~

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中高生の上顎前突_非抜歯

上顎前歯の前突感と下顎前歯が口蓋の歯肉を噛んでしまうことを主訴に来院された12歳の女性です。
精密検査の結果、上顎前歯の唇側傾斜と下顎骨形態に起因する過蓋咬合と診断されました。
年齢的に下顎の前下方への成長発育を引き出す治療が奏功する時期であったので、先ずは第1期治療として非抜歯で上顎前歯の唇側傾斜の改善と下顎の前下方への成長誘導による過蓋咬合の改善を行い、第2期治療(永久歯列全体の本格矯正治療)時には小臼歯抜歯を行う可能性があることに同意頂いた上で第1期治療を行った症例です。
第1期治療には2by6装置とJ-Hookヘッドギアを用い、第2期治療には入らずにリテーナーによる保定を行いました。第1期治療の治療期間は1年8ヶ月、第1期治療費の総額は60万円程度です。上顎前突症の非抜歯治療が成功するかどうかはJ-Hookヘッドギアを長時間(1日14時間以上)そして長期間使用できるかどうかにかかっています。
また顎態パタン、遺伝的な要因によって下顎が前下方に成長しやすいタイプかどうかなど個人差がありますので、全ての症例で非抜歯が達成されることはありません。(むしろ抜歯による治療が適応となる症例のほうが多い)本症例の場合も抜歯による治療を強く薦めましたが、ご家族の強い意志によって非抜歯治療のみで治療を終えました。一方で第2期治療で抜歯を選択できる場合には、第1期治療から行わずに第2期治療のみで対応する方が患者さんの負担が少ない場合があります。
上顎前突症の第1期治療で非抜歯治療を目指す場合、第2期治療で抜歯となる可能性がある、装置の使用時間が不足すると効果が出ない場合がある、治療期間によってはむし歯へのなりやすさが増すなどのリスクが存在しますので、それらを考慮の上、治療の時期(種類)を選択する必要があります。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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中高生の叢生_抜歯

左上犬歯の口蓋側転位を主訴に来院された17歳の女性。
精密検査の結果、骨格的には問題がなく歯の大きさが大きい事に起因する叢生症と診断されましたので、第2器量としてマルチブラケット装置を用いた永久歯全体の本格矯正治療を行いました。
便宜抜歯は上顎右側第1小臼歯、上顎左側犬歯ならびに下顎両側第2小臼歯の4本。セラミックの白いブラケットとロジウムでメッキされた目立たないNiTiワイヤーによる本格矯正治療を行い、その後リテーナーによる保定を行いました。治療期間は、歯を動かす治療に1年10ヶ月、保定に2年間を要しています。
第2期治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

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  • 治療前
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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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中高生の叢生_非抜歯

八重歯を主訴に来院した11歳の男子。
上顎犬歯の萌出スペースが不足していて、八重歯になりそうな状態です。
精密検査により骨格的に問題がなく、歯列弓の形がV字型に狭いことによる叢生症と診断されました。まだ第2次成長スパート前で顎骨の成長が期待できる年齢だったので、第2期治療としてマルチブラケット装置とJ-Hookヘッドギアによる歯列弓の側方拡大と大臼歯の後方移動を組み合わせて行うことで永久歯全体の本格矯正治療を行いました。
永久歯は非抜歯です。本症例では、上顎前歯の角度、第2大臼歯の位置、緊密な咬合が非抜歯でも達成できましたのでそのまま治療を終え、リテーナーによる保定に入りました。正しいかみ合わせの達成が困難な場合には抜歯治療に切り替える可能性や治療期間が延長するリスクがありますので、それらについては同意の上、非抜歯による治療を行っております。
本症例の第2期治療期間は動的矯正治療に2年間、保定に3年間を要しています。治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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中高生の叢生_片顎抜歯

八重歯を主訴に来院された13歳の男性。
精密検査の結果、骨格的にはBrachyタイプの過蓋咬合。歯の大きさが大きいことによる叢生症と診断されました。
第2期治療として永久歯列全体の本格矯正治療をマルチブラケット装置により行い、その後リテーナーによる保定を行いました。上顎の八重歯の改善の為には上顎両側第1小臼歯の抜歯が必要となりましたが、下顎歯列には凸凹などの問題は少なかったので、抜歯は最小限の「上顎だけ」として治療を行いました。コンポジットブラケットに白やロジウムコーティングされた形状記憶ワイヤーで治療を行いました。過蓋咬合を改善するためには上顎前歯は骨内に沈めるように移動する必要がありましたが、これには補助ワイヤーとしてAustralianWireを用いています(写真の黒いワイヤー)。
矯正用ワイヤーとしては「最古の一つ」といわれるほど歴史あるワイヤーと「最先端」の形状記憶ワイヤーの組み合わせで、短期間で治療を終了できました。
第2期治療期間は動的治療に18ヶ月、保定管理に3年を要しています。成長期に上顎小臼歯のみ片顎抜歯で治療を行うことは、抜歯数を最小限にできるメリットがありますが、一方で第2次成長スパート期に下顎骨が想定よりも大きく成長した場合には、下顎小臼歯を抜歯への方針変更、治療期間の延長、あるいは下顎の第2大臼歯周囲の歯周外科処置が必要となるリスクがあります。
本症例の第2期治療費の総額は90万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

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~治療後~

  • 治療後
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目立たない矯正装置による開咬の治療例

咬み合わせの改善を主訴に来院された18歳の女性です。
アスリートで咬み合わせを改善することで競技力を向上したいという思いでご来院されました。
精密検査の結果、骨格的に下顎骨が開大していることに起因する開咬症と診断されました。下顎第1大臼歯が冠補綴処置をされていますが、開咬症により咬合負担が集中し歯冠部が破損したことが原因と考えられます。
このような症例では前歯部を咬合に参加させ咬合負担を歯列全体に分散させること、下顎の小臼歯をできる限り保存すること、下顎の開大を改善することによる開咬症の改善が望ましいと考えられます。
そのため第2期治療として、上顎両側第1小臼歯小臼歯と下顎両側第3大臼歯埋伏歯を抜歯し、マルチブラケット装置にアンカースクリューと顎間ゴムを用いた本格矯正治療を行いました。大臼歯の圧下による下顎の開大を改善するためにはアンカースクリュー(と顎間ゴム)の使用が必須となります。第2期治療期間は、動的矯正治療に2年半、保定に3年を要しています。本症例の場合ではアンカースクリューが必須となること、顎間ゴムの使用時間が足りないと治療期間が延長するリスクがあります。
第2期治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療後
  • 治療後
  • 治療後

~治療中1~

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  • 治療中1

~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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大人の矯正

上顎前突症片顎抜歯

上顎前歯の前突感と凸凹を改善するために来院された24歳の女性。
精密検査の結果、顎関節には問題がなく、上顎前方位に起因する上顎前突症と診断されました。
永久歯全体の本格矯正治療が必要で、上顎両側第1小臼歯を抜歯しマルチブラケット装置に夜上下顎全体の本格矯正治療を行いました。コンポジットブラケット+ホワイトあるいはゴールドコーティングワイヤーを用い、カラフルなエラスティクスモジュールを併用することで治療期間を華やかに「楽しんで」いただきました。
下顎歯列は非抜歯ですが、下顎歯列全体を後方へ移動する事で、前歯を骨内に整直させています。顎間ゴムの使用が下顎歯列の後方移動には不可欠のため、使用が不十分な場合には下顎小臼歯の抜歯が追加で必要となるリスクがあります。本格矯正治療の動的治療期間は19ヶ月、保定に2年を要しています。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

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~治療中4~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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上顎前突非抜歯

20代女性。上顎前歯の前突感と過蓋咬合を主訴に来院されました。
精密検査の結果、顎関節には問題が無い。骨格的にはバランスがとれているが上顎前歯の位置(挺出と唇側傾斜)に起因する上顎前突症と診断されました。歯の大きさと歯槽骨の大きさの間に不調和が認められなかったため、非抜歯で治療を行いました。
上顎前歯の後上方移動の為には上顎歯列全体の後方移動が必要なため、マルチブラケット装置とJ-Hookヘッドギアを使用して上下顎全体の本格矯正治療を行っています。
セラミックブラケット+ロジウムメッキ形状記憶ワイヤーで治療行いましたので、審美的で治療期間も短縮できました。J-Hookヘッドギアは在宅時は昼夜を問わず十分な時間を使用していただけました。ヘッドギアの装着が不十分な場合には、治療方針の変更(抜歯)、治療期間の延長、アンカースクリューの追加使用が必要となるリスクがあります。
本格矯正治療の動的治療期間は16ヶ月、保定に2年を要しています。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

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~治療中3~

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~治療中4~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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叢生_ハーフリンガル

29歳の女性。八重歯を主訴に来院されました。
上顎右側側切歯は咬合性外傷によって失活、変色しています。
精密検査の結果、顎関節・骨格ともに問題が無く、歯が大きいことによる叢生症と診断されました。凸凹が大きいため上下顎両側第1小臼歯計4本抜歯による本格矯正治療を行いました。上あごの装置は舌側装置、下あごの装置は目立たない(透明+白いワイヤー)という組み合わせ・ハーフリンガル装置で治療を行いました。
下あごの外側の装置は、唇に隠れてほとんど外から見えないので、上あごのみ裏からの装置を用いるハーフリンガル治療を選ばれる患者様は数多くいらっしゃいます。
上あごの舌側装置はセミオーダーでカスタマイズされた患者様固有の装置で治療を行いますが、外側からの治療と比して治療期間の延長、顎関節への負担などのリスクは存在します。本格矯正治療の動的治療期間は2年半、保定期間は3年です。
本格矯正治療費の総額は130万円程度です。上顎右側側切歯は矯正治療後に補綴処置あるいはウォーキングブリーチ法による内部からのホワイトニングが必要となります。(専門医院にて対応いただきます)

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
  • 治療前

~治療中1~

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~治療中2~

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~治療中4~

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~治療後~

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叢生_リンガル

上下顎の凸凹を主訴に来院された26歳の男性。
精密検査の結果、軽度の顎関節症を認め、下顎後方位による上顎前突症と歯の大きさが大きいことによる叢生症と診断されました。
前歯の前突感の改善と叢生症の改善のために上下顎第1小臼歯計4本の抜歯を行い、永久歯全体の本格矯正治療を行いました。患者様の強い希望でリンガルマルチブラケット装置にアンカースクリューを併用して治療を行っております。舌側矯正装置は、患者様固有の装置をオーダーして治療を行う必要があります。裏側からの治療は、喋りにくい、治療期間が外側よりも長くかかる。下顎の垂直的なコントロールが難しいなどのデメリットがありますので、カスタマイズされた装置を用いて、十分な治療期間をかけることで外側からの治療とかわらない仕上がりを実現する必要があります。
本格矯正治療の動的治療期間は40ヶ月、保定期間は3年です。本格矯正治療費の総額は150万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療中2~

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~治療中3~

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~治療後~

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叢生_非抜歯

上顎右側側切歯が内側に入っていることを主訴に来院された29歳の女性です。
口蓋側に転位した側切歯によって咬み合わせのずれが生じており、特に右側顎関節には偏位が認められました。精密検査の結果、歯が大きいことによる叢生症と診断されました。凸凹が軽度であったことから、歯冠隣接面を削合することで永久歯非抜歯による本格矯正治療を上下顎全体にマルチブラケット装置を装着して行いました。治療の初期に叢生を解消することで顎関節を整位させて、その位置で歯を排列しなおす必要があるため、顎間ゴムの使用が不可欠な症例です。
歯の削合には、特注品のバーを用いて切削量を0.1mm単位調節しています。歯を排列するスペースが不足する場合には、永久歯の便宜抜歯を選択する場合と歯を小さく削合する場合があります。歯を削合した場合には、削合部を丁寧に研磨して滑沢に仕上げることでむし歯のリスクを回避しますが、エナメル質の厚みが減少したり歯根の近接が生じます。また顎間ゴムの使用が不足する場合、緊密なかみ合わせを構築するためには抜歯治療を選択するほうが良い場合もありますので抜歯による方法のデメリットと歯を削合する方法のリスクを天秤にかけて治療方針を決める必要があります。
本格矯正治療の治療期間は23ヶ月、保定期間は2年間です。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療中2~

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~治療中3~

  • 治療中3
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~治療中4~

  • 治療中4
  • 治療中4
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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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叢生_非抜歯2

上顎前歯の凸凹を主訴に来院された35歳の女性。
精密検査の結果、顎関節と上下顎の骨格には問題がなく、歯が大きいことに起因する歯性反対咬合を伴う叢生症と診断されました。患者様は上あごだけの部分矯正治療をご希望されておりましたが、上あごのみの治療では正しい咬合を獲得することは困難であったため、同意の上でマルチブラケット装置による上下顎全体の本格矯正治療を行いました。
歯冠隣接面を削合+アーチフォームをU字型に整えることで永久歯は非抜歯で治療をすすめています。セラミックブラケット+「白い」ホワイトワイヤーや「目立たない」ロジウムコーティングワイヤーで治療をすすめたので「人目を気にすること無く」治療を完了できました。
本格矯正治療の治療期間は20ヶ月、保定期間は2年間です。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療中2~

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~治療中3~

  • 治療中3
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~治療中4~

  • 治療中4
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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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反対咬合

23歳の女性。反対咬合を主訴に来院されました。
多くの矯正歯科医院で外科手術を併用した矯正治療で治療する方法を勧められましたが、患者様ご自身は手術を希望されず他の治療方法を求めて当院に来院されました。初診時のイメージでは、骨格的要因へのアプローチとして外科手術がベストな方法だとは思われましたが、上顎両側犬歯が欠損があり、かみあわせのずれによる顎関節の偏位が疑われましたので、外科的矯正治療と矯正治療単独での治療のボーダーラインケースである可能性を疑いました。
精密検査の結果、骨格的には上顎が後方位を呈しており、上顎両側犬歯欠損による上顎歯列弓幅径が狭いことにより前歯部早期接触による下顎の前左方誘導に起因する骨格的要因と機能的要因を併せ持つ反対咬合と診断されましたので、現症を患者様によく説明し、矯正治療単独による方法での治療を選択いたしました。矯正治療前に顎関節を正しく整位する必要がある症例です。
1.上下顎の位置関係(顎関節)を精査・安定化し 2.その位置でかみ合わせを再構築 3.歯列弓を整えて前歯の被蓋を正常範囲に排列するという手順を「きちんと」踏むことで、機能的にも審美的にも整った状態(それが長く継続できる状態)に仕上げることができました。
患者さんの協力度が素晴らしかったため想定した治療期間よりも1年ほど治療期間は短縮できました。本格矯正治療の動的治療期間は22ヶ月。保定期間は4年間です。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
  • 治療前
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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療中2~

  • 治療中2
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~治療中3~

  • 治療中3
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~治療中4~

  • 治療中4
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~治療後~

  • 治療後
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上顎前突症アンカースクリュー

前歯の正中離開を主訴として来院された29歳の女性です。
精密検査の結果、顎関節に雑音を認め、骨格的にはbrachyタイプで、歯の大きさが大きいことに起因する上顎前突症過蓋咬合と診断されました。
骨格的に下顎骨形態がしっかりとしている症例では、咬合力が強く歯列に伝わるため、咬合負担域を少しでも大きくするために、上顎両側第1小臼歯だけを抜歯して治療を行いました。
過蓋咬合と前歯の前突感の改善の為にマルチブラケット装置とアンカースクリューによる本格矯正治療を行いました。アンカースクリューは麻酔をして埋入しますが、解剖学的要因を充分に考慮して埋入する必要性があります。また、アンカースクリュー周りに歯肉炎等が生じると脱落するリスクも存在します(再度の埋入が必要となります)。
本格矯正治療の動的治療期間は26ヶ月(アンカースクリューは6ヶ月使用)。保定期間は2年間です。
本格矯正治療費の総額は110万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療中2~

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~治療中3~

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~治療中4~

  • 治療中4
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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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目立たない矯正装置による叢生(前歯の凸凹)の治療例

28歳の女性で上顎の2番目の前歯が内側に入っているのこと主訴に来院されました。
上顎右側中切歯の補綴物は経年変化で不適合となっていました。
精密検査の結果、顎関節・骨格ともに問題はなく歯列弓幅径が狭く歯の大きさが大きいことに起因する叢生症と診断されましたので、マルチブラケット装置による上下顎全体の本格矯正治療を行いました。
上下顎歯列弓幅径を拡大しアーチフォームを放物線型に整えることで凹凸の解消が可能と算出されたため、非抜歯治療を選択しています。ブラケットは歯の外側に装着していますが、目立たない透明な装置と白いワイヤーをメインに治療を進めまました(当院では前歯に銀色の装置をつけることはありません。)
アーチフォームを拡大する治療は前歯の若干の唇側傾斜が必ず生じますので、それによって上顎口唇の突出が生じるリスクがあります。
本症例の場合では、患者様が永久歯の抜歯をできるだけ回避したかったこと。歯列弓形態を変更しても上顎前歯の整直が正常範囲以内に保たれることを事前に担保の上治療をおこないましたが、治療途中に第1小臼歯4本を抜歯する治療に変更するケースもありますので、治療方針の立案と治療ゴールの設定は治療前に充分に考慮しなくてはいけないでしょう。
本格矯正治療の動的治療期間は26ヶ月。保定期間は2年間です。本格矯正治療費の総額は100万円程度です。
矯正治療後に上顎右側中切歯の補綴物はかかりつけ医にてセラミックの審美的で強度のあるものに変更していただきました(写真は変更前のもの)。

~治療前~

  • 治療後
  • 治療後
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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療後~

  • 治療後
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目立たない矯正装置による上顎前突症+叢生(前歯の凸凹)の治療例

34歳の女性で、前歯の出っ張りと下顎の前歯の凸凹を主訴に来院されました。
精密検査の結果、顎関節には雑音をみとめるが下顎位にも骨格的にもほとんど問題の無い歯の大きさが大きいことに起因する叢生を伴う上下顎前突症と診断されました。
顎関節の問題は、前歯が唇側傾斜していることによって、機能運動時に臼歯部が離開できないことによって生じていると推察されましたので、上下顎全体の本格矯正治療をマルチブラケット装置とアンカースクリューにより行う必要がある症例です。上下顎両側第1小臼歯計4本を抜歯して上下顎前歯を最大限に後方移動しています。
顎関節に問題がある症例では顎関節の整位のための顎関節スプリント療法を矯正治療前あるいは矯正治療中に行わないと矯正治療中に開口障害や関節の疼痛を生じるリスクがあります。本症例でも矯正治療中に一時的に開口障害と関節痛を生じたので、顎関節の治療を併用しながら矯正治療を完遂しています。
本格矯正治療の動的治療期間は30ヶ月。保定期間は2年間です。本格矯正治療費の総額は110万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
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~治療中1~

  • 治療中1
  • 治療中1
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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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目立たない矯正装置による開咬+八重歯の治療例

32歳の歯科関係のお仕事をされている女性で、八重歯と開咬(前歯が咬み合っていない状態)を主訴に来院されました。
下顎左側側切歯の先天欠如を認め、顎関節には雑音と開口障害(若年期にクローズドロックの既往あり)が生じていました。精密検査の結果、骨格的には下顎がやや前方位で開大した形態を呈していることによって開咬症を生じていること、叢生症は歯列弓幅径が狭く歯の大きさが大きいことに起因するものと診断されました。
永久歯全体の本格矯正治療が必要で、上顎両側第1小臼歯と下顎両側第3大臼歯を抜歯して治療を行っていますが、下顎前歯部に1歯欠損があるため上下顎歯列弓、特に前歯部のカップリングなどには一工夫が必要です。使用した装置はマルチブラケット装置、アンカースクリュー、顎間ゴムです。顎関節に問題がある症例では顎関節の整位のための顎関節スプリント療法を矯正治療前あるいは矯正治療中に行わないと矯正治療中に開口障害や関節の疼痛を生じるリスクがあります。
また、顎間ゴムは患者様自身でつけ外しする必要があるため患者様の使用時間によって治療期間が延長するリスクがあります。頑張って使用していただけたおかげで、想定より半年ほど早く正しい咬み合わせとキレイな歯並びが実現できました。もともと笑顔の素敵な方でしたが、さらに印象的な笑顔になりました。本症例では矯正治療中に幸い顎関節に問題が生じることはありませんでした。
本格矯正治療の動的治療期間は26ヶ月。保定期間は3年間です。
本格矯正治療費の総額は110万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

  • 治療中1
  • 治療中1
  • 治療中1

~治療後~

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目立たない矯正装置による上下顎前突症+叢生(前歯の凸凹)の治療例

前歯の凸凹を主訴に来院された26歳の男性です。
単純に凸凹を解消するだけならば、歯を抜かず治療することも可能だと思われますが、理想的な咬み合わせのためには抜歯が必要な状態でした。
精密検査の結果、骨格的には下顎骨形態がやや開大して開咬傾向を呈しており、歯の大きさが大きいことに起因する叢生を伴う上下顎前突症と診断されました。マルチブラケット装置による上下顎全体の本格矯正治療を行い、上下顎両側第1小臼歯を4本抜歯しそのスペースを利用して前歯を後退・整直させることで何十年も安定できる強い咬み合わせに咬合再構成すること治療目標としました。
患者様は非抜歯での治療を当初希望されていましたので、抜歯のリスク、デメリットと抜歯治療によって得られるメリットについて充分に検討・同意いただいて治療を行っています。歯を動かす手順は、おおまかには「永久歯を抜歯する」「凸凹をほどいていく」「前歯を後退させる」です。
必要なところから矯正装置を装着することで、負担が少なく効率の良い矯正治療が達成できました。この写真では分かりませんが、前歯を後方に動かしたことで口元も引っ込んでいます。
本格矯正治療の動的治療期間は27ヶ月。保定期間は2年間です。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
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~治療中1~

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~治療後~

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目立たない矯正装置による反対咬合+八重歯の治療例

36歳の女性で、上顎の八重歯と反対咬合を主訴に来院されました。
精密検査の結果、上顎骨の後方位による下顎前突症と診断されました。
上下顎両側第2小臼歯計4本を抜歯して、マルチブラケット装置による上下顎全体の本格矯正治療を行っています。
上顎は八重歯の解消のために、下顎は前歯を後方へ移動させるために小臼歯抜歯が不可欠でした。抜歯症例においては矯正治療後に、若干空隙が生じたり、補綴物を再製作する必要性(リスク)があります。
本格矯正治療の動的治療期間は32ヶ月。保定期間は2年間です。
本格矯正治療費の総額は100万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
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~治療中1~

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~治療後~

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目立たない矯正装置による反対咬合+開咬+叢生の治療例

23歳の女性で、上顎の前歯の凸凹を主訴に来院されました。
顎関節には疼痛性開口障害を認めました。精密検査の結果、顎関節症を伴う症例。骨格的には下顎骨形態が開大しており、歯の大きさが大きく歯列弓幅径が狭いことに起因する叢生を伴う開咬症と診断されました。
上顎両側第1小臼歯と下顎両側第2小臼歯を便宜抜歯し、上下顎全体にマルチブラケット装置を装着し本格矯正治療を行いました。上顎は前歯の凸凹を解消することから開始し、下顎は正しい咬み合わせを早期に確立できるよう奥歯を前に動かすことから開始しました。矯正用のアンカースクリューで上顎臼歯を圧下して下顎の開大をコントロールしています。
このような症例ではアンカースクリューを使用するリスクと顎関節症のコントロールに関するリスクがありますので、充分に注意をして治療を行いました。
本格矯正治療の動的治療期間は30ヶ月。保定期間は4年間です。
本格矯正治療費の総額は110万円程度です。

~治療前~

  • 治療前
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~治療中1~

  • 治療中1
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~治療後~

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裏側(舌側)の矯正装置による過蓋咬合の治療例

上顎の前歯の捻れと咬み合わせの深さを主訴に来院された25歳の女性です。
精密検査の結果、顎関節に雑音が認められるものの大きな偏位は無く、骨格的には下顎後方位による過蓋咬合と診断されました。
患者様の希望で裏側からの矯正治療を行いました。咬合の改善と前歯の後方移動スペース確保のために上下顎両側第1小臼歯を計4本抜歯し、リンガルマルチブラケット装置とアンカースクリューを用いて永久歯列全体の本格矯正治療を行いました。
上顎の抜歯部位にはダミーの歯を装着するなどの配慮をして治療を進めますが裏側からの治療であっても外側に矯正装置が一部必要となることがほとんどです。上側の装置は外側の装置と比べて治療期間が延長するリスクがあります。
本格矯正治療の動的治療期間は42ヶ月。保定期間は4年間です。
本格矯正治療費の総額は150万円程度です。

~治療前~

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~治療中1~

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~治療後~

  • 治療後
  • 治療後
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